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title: "Jìnyún huángchá"
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lang: ja
updated: 2026-10-04
source: THE TEA — encyclopedia of Chinese tea (https://thetea.app)
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# Jìnyún huángchá (缙云黄茶)

**缙云黄茶**（*Jìnyún huángchá*、中国語表記：缙云黄茶）は、浙江省麗水市縉雲県（缙云县）の黄葉品種から作られる緑茶である。名称は「縉雲の黄茶」を意味するが、黄茶の分類には属さない。黄茶に必須の悶黄（闷黄）工程がないからである。ここでいう「黄」は春芽の色を指す。原料となるのは、上湖村の茶園で見つかった自然突然変異体から育成された品種「中黄2号」の茶樹である。その春芽は「向日葵色」と表現される鮮やかな黄色を呈し、中国農業科学院茶葉研究所のデータによればアミノ酸含有量は6.8～8.3%に達する。2014年より地理的証明商標により名称が保護されている。

**1. 分類と原産地:**

* **種類:** 黄葉品種から作られる緑茶（绿茶、*lǜchá*）。製法は緑茶の工程による。すなわち、殺青、揉捻、乾燥である。
* **名称の罠:** 名称に含まれる「黄茶」（*huángchá*）は分類ではなく葉の色を指す。同様に、白葉品種の名称に含まれる「白茶」も白茶の分類を意味しない場合が多い。[安吉白茶](https://thetea.app/ja/article/anji-baicha)は緑茶である。
* **カテゴリー:** 黄化（*huánghuà*）品種の茶。地理的証明商標（2014年）。
* **原産地:** 中華人民共和国浙江省（浙江、*Zhèjiāng*）麗水市（丽水、*Lìshuǐ*）縉雲県（缙云、*Jìnyún*）。県は商標権者の行政帰属として記載されている。法的な生産区域の境界については確認していない。
* **地理座標:** 縉雲県は北緯約28.7度、東経約120.1度に位置する。

**2. 歴史と文化的意義:**

* **歴史:**
    * **発見:** 縉雲県上湖村の茶園において、地元の茶樹の自然突然変異体で葉が黄色いものが発見された。資料では発見年を2006年としているが、中国農業科学院茶葉研究所は育成に10年以上を要したとしている。この年数には整合性の問題がある。2006年から品種認定の2015年までは10年に満たない。
    * **育成:** 品種は中国農業科学院茶葉研究所、縉雲県農業局、上湖茶葉合作社によって育成された。単株選抜、増殖、比較試験を経ている。
    * **2010年以降、** 県はこの品種の大規模な植栽を開始した。
    * **2012年～2014年:** 地理的証明商標の出願は2012年3月19日、登録は2014年3月28日。
    * **2015年:** 品種「中黄2号」が浙江省非主要農作物品種審定委員会により認定された。認定番号は浙(非)审茶2015001。茶葉研究所の発表（2016年1月）によれば、この品種はすでに浙江省、四川省、貴州省などへ普及し始めていた。
* **名称:** 「縉雲」（缙云）は県名。「黄茶」（黄茶）は「黄色い茶」を意味し、葉の色に由来する。
* **文化的意義:** 缙云黄茶は、村の茶園での一つの発見が品種となり、商標となり、県の産業へと発展した例である。麗水市政府はこれを黄葉茶の独立した産業として言及している。

**3. 植物学的記述と原料:**

* **品種:** **中黄2号**（*Zhōnghuáng 2*）。潅木型、中生、中葉種、樹姿は直立性。
* **葉色:** 春芽は鮮やかな黄色で「向日葵色」（葵花黄色）と表現される。夏芽は緑色、秋芽は再び黄色くなる。成熟葉や樹冠下部および内部の葉は緑色である。
* **新芽:** 毛茸は少ない。芽の密度は比較的高く、長期にわたり柔らかさを保つ（发芽密度较大，持嫩性强）。
* **原料:** 黄色を呈する春芽。この春芽が本茶の外観的特徴を決定づける。

**4. テロワールと栽培特性:**

* **地域:** 浙江省中南部の山岳地帯に位置する麗水市の県。
* **気候:** 湿潤亜熱帯気候。茶園の正確なデータは確認した資料にはない。
* **標高と土壌:** 確認した資料にはデータがない。
* **品種の特性:** 葉の黄色は栽培条件ではなく突然変異に起因する。春芽は黄色く、夏には緑色に変化する。したがって、この茶の主要な収穫期は春である。

**5. 製造工程:**

資料では、缙云黄茶を緑茶の製造技術に分類している。殺青、揉捻、乾燥である。製造技術の要件を定めた文書は確認した資料にはなく、具体的なパラメータもない。

以下は缙云黄茶そのものの説明ではなく、緑茶の一般的な工程である。

1.  **攤放（摊放、*tānfàng*）:** 生葉を薄く広げ、水分を一部蒸散させる。
2.  **殺青（杀青、*shāqīng*）:** 加熱により酸化を止め、葉色を保つ。
3.  **揉捻（揉捻、*róuniǎn*）**
4.  **乾燥（干燥、*gānzào*）**

黄茶の分類に必要な悶黄（*mènhuáng*）の工程は本茶にはない。

**6. 官能評価特性:**

以下は、中国農業科学院茶葉研究所が品種「中黄2号」の茶について示した記述である。

* **乾燥茶葉の外観:** 黄金色で緑が透けて見える（金黄透绿）。
* **乾燥茶葉の香り:** 確認した資料には記述がない。
* **水色の香り:** 清らかな香り（清香）。
* **味:** 柔らかく新鮮（滋味嫩鲜）。
* **水色:** 若緑色で明るく、黄金色の輝きを帯びる（嫩绿明亮、透金黄）。
* **茶殻:** 若黄色で、新鮮かつ生き生きとしている（叶底嫩黄鲜活）。

**7. 化学成分:**

中国農業科学院茶葉研究所による品種「中黄2号」の春芽（一芽二葉、乾物換算）のデータ。

| 指標 | 含有量 |
| :--- | :--- |
| アミノ酸 | 6.8～8.3% |
| ポリフェノール | 12.4～15.9% |
| カフェイン | 2.8～2.9% |
| 水浸出物 | 42.1～46.4% |

これは品種の原料に関するデータであり、規格に基づく製品茶の数値ではない。物理化学的要件を定めた商標の文書は確認した資料にはない。

**8. 効能:**

この茶に特有の効能について検証されたデータはない。

**9. 淹れ方:**

上質な緑茶における一般的な方法による。

* **湯温:** 75～80℃。この品種はアミノ酸が多く、高温ではその新鮮さが損なわれる。
* **茶葉の量:** 150mlあたり3g。
* **茶器:** ガラス製のコップ。黄緑色の茶葉を観察できるため。
* **手順:**
    1.  コップを温める。
    2.  茶葉を入れ、湯を内壁に沿わせて注ぐ。
    3.  1煎目は40～60秒で出す。
    4.  一部を残して飲む。
    5.  湯を継ぎ足す。
    6.  2～3煎まで繰り返す。

**10. 保存:**

一般的な方法による。密閉包装とし、冷蔵庫で0～5℃、光、湿気、匂いを避けて保存する。1年以内に飲み切ることが望ましい。

**11. 価格と偽物:**

価格に関するデータは確認した資料にはない。

* **偽物を避けるために:**
    * 地理的証明商標 第10636089号を確認する。省のデータベースによれば、使用が認められている企業は10社である。
    * 生産者が縉雲県の者であることを確認する。
    * 茶葉は金色がかった黄色で緑を帯び、水色は若緑色で黄金色の輝きがある。
    * 分類としての黄茶と混同しないこと。缙云黄茶には悶黄の工程がない。

**12. 興味深い事実:**

* 品種「中黄2号」のすべての茶樹は、村の茶園で見つかった単一の突然変異体に由来する。
* 葉は春と秋にのみ黄色くなり、夏には緑色になる。
* 商標は品種認定よりも先に登録された。商標は2014年、品種は2015年である。
* 縉雲県の品種は他省へも普及した。例えば四川省の広元黄茶もこの品種を利用している。

**13. 他の黄葉茶との比較:**

* **安吉白茶（安吉白茶、*Ānjí báichá*）:** 白葉品種「白叶一号」の緑茶。名称の罠は「白」の形で同様である。
* **[安吉黄金芽](https://thetea.app/ja/article/anji-huangjin-ya)（安吉黄金芽、*Ānjí huángjīn yá*）:** 浙江省北部の安吉県の黄葉品種の緑茶。
* **広元黄茶（[广元黄茶](https://thetea.app/ja/article/guangyuan-huangcha)、*Guǎngyuán huángchá*）:** 品種「中黄1号」および「中黄2号」を使った四川省の黄葉品種の緑茶。
* **君山銀針（[君山银针](https://thetea.app/ja/article/junshan-yin-zhen)、*Jūnshān yínzhēn*）:** 対比として。悶黄の工程を持つ、分類上の真正の黄茶である。

**結論:**

缙云黄茶は、葉の色ゆえに黄茶と名付けられた緑茶である。その源は上湖村の茶園の一つの突然変異体であり、品種「中黄2号」となった。春芽は向日葵色で、原料のアミノ酸含有量は最大8.3%、味は柔らかく新鮮で、若緑色の水色には黄金色の輝きがある。名称は2014年より商標により保護されている。
